エクセルやアクセスのVBAは自分が時間節約で使う分には便利です。
マクロを職場の誰かと共有したり、誰かが使うために作ったマクロはというと難しいと感じます。
VBAの現状
VBAのメリットとでもいうのか良い点は、初心者でも学習しやすいし、仕事ですぐに役立つ言語です。
この良い点は、逆に悪い点にもなります。
それは省略できる命令が多いことやいろんな命令方法があるから。これらは大きなプログラムを作ったときに問題が起きることがあります。
今回の仕事で他人の作ったマクロを解読&変更することが何度かありましたが、命令方法がいくつもあることで個人差が出て統一性のないプログラムになったりいろんな問題がありました。
これらの問題以外では、プログラミング言語として古いことです。
エクセルVBAのバージョンは7.1(2022年現在)で、2013年にアップデートされたから大きなバージョンアップがありません。今後も使われるのかは怪しいと感じます。
私はもう二度とVBA専門の仕事はしないでしょう。
エクセルVBA専門の求人と実態
古いプログラミング言語ですが、求人はたまにあります。
1年前に仕事を探していて、全くみつからずに困っていたときに今の仕事を紹介されました。
エクセルVBAを使ったツール作成の仕事です。
過去のVBA求人はどうだったか
VBAをはじめて使ったのは、2002年なので今から20年も前です。
はじめてのVBAの仕事は「VBA」の求人ではなく、働いた会社でVBAを使っている人がいたため、使うことになりました。VBAの求人で働いたのは今回を含め3回です。
1回目は2003年で、部署異動した人が作ったVBAのツールにエラーが起きるからでした。結局、そのツールの問題はあっけなく解決。新たにエクセルやアクセスVBAでツール作成することもありましたが、他の仕事をすることが多かったです。
2回目は2007年で、VBA求人で入社したのですが、実際はシステム導入支援の仕事でした。
その後の転職先が社内向けのマクロ禁止だったので、VBAは自分用で使う程度でした。
実際の仕事
VBAツールが必要ってどんな会社か。
そんなに自動化が必要なら、システム導入するなり、RPA導入するなりしないのかちょっと不思議でした。
働いてみて納得。体質が古い会社で、時代が20年くらい前から止まっているような感じです。
なぜエクセルVBAだったか。
- システム導入するほど長らく使われるものではない
- 他のプログラミング言語を使える環境ではない
- 特定の人しか使わない
- エクセルの機能を利用したい
- エクセルVBAで似たようなツールがあり真似たい
- 手作業では気の遠くなる作業
VBAの求人
自分が実際またVBAの仕事をしてから、VBA求人をチェックしてみるようになりました。
求人数は少ないですが、確かにあります。最近よく見かけるのは、「VBAをRPAに変更するために、VBAを知っている人を募集」という求人です。
古くていつなくなるかわからないプログラミング言語でも、まだ求人はあるんだなと思いました。